令和6年7月の通信俳句会、兼題「夕立(白雨・驟雨)・海の日・胡瓜」の投句が出揃いました。9名27句の参加となりました
<ホストのつぶやき>
海の日や海なし県の川遊び
この句は的を得てうまいと思いました。
倍速で帰る子供ら夕立雲
倍速という措辞がこの句を活かしています。
酢の物の胡瓜と蛸と純米酒
こういう句建ても取り合わせがよい場合は句になります。
海の日や気になり測る肺活量
点は入っていませんが、この句の背景、深層を読み解ければできた句です。若いころには、遠泳、素潜りなどやったものだが、あの頃と今では肺活量はどうだろうか?砥いう」詠みです。
令和六年七月の題は、「新涼(涼新た・秋凉し)・盆用意(盆支度)・蜩(かなかな)」です。 毎月十五日〆です。投句お待ちしております。
通信俳句会 ホスト:辻 雅風
令和6年6月の通信俳句会、兼題「六月(水無月)・草引き(草取り、草むしり)・さくらんぼ」の投句が出揃いました。9名27句の参加となりました
今月の3点句は
「野放図の庭の草取り雲笑ふ」 英策さんでした。
庭の伸び放題の草を雲も気にしていたのでしょう。やっと草むしりする主人に安堵の笑いを浮かべたのです。
<ホストのつぶやき>
兼題に六月を出しました。六月で詠む句は難しかったかもしれません。
六月でなくてはならない句、六月でこそ詠める句。ここが要諦です。
詠まれた句に六月という必然性があるかということです。
言い換えれば、他の月にしても成り立つ詠みになりませんか?になります。
この意味で、雨を入れて詠まれた句は成功していると思います。六月は雨が似合うからです。
問題です。以下の句はダメな句の作りかたです。なぜダメでしょうか?
- バス降りて金木犀の香り嗅ぐ 降りて嗅いだという経過を詠んでいる
- 日が差してきて夏帽を被りけり 日が差してきてと理由を述べている
- 亡き妻に捧げるための菊を買ふ 捧げるためと理由を述べている
理由や経過を詠んだ句は、原因、結果的、説明的な句になつてしまいます。
俳句は説明をする文芸ではないということです。
お互い句作を終えたとき、これを検証したいものです。
令和六年七月の題は、「夕立(白雨・驟雨)・海の日・胡瓜」です。毎月十五日〆
通信俳句会 ホスト:辻 雅風
令和6年4月の通信俳句会、兼題「風光る・四月馬鹿(万愚節)・桜」の投句が出揃いました。9名27句の参加となりました
今月は久方ぶりに3点句がありました。
[走る子の転びて笑顔風光る]でした。
<ホストのつぶやき>
兄貴分と大吟醸と夕桜
この句は助詞の「と」を使って並列に詠んでいます。こういう句建てもありなんです。
関連付けた詠みになつていて、信望する兄貴分のような人と上等の酒を夜桜の下で酌み交わしてうれしい作者が読み取れます。
街道の出逢ふ十字路風光る
兼題の季語が効いています。出逢ふは出合ふにしましょう。
良妻と交わす言の葉四月馬鹿
お互いの話の中に嘘を見透かしながら会話を楽しんでいる夫婦でしょうか。
誇らしの角帽かすめ桜散る
作者の時代には希望した大学の角帽をかぶることができるのは誇らしいものです。
そのような感慨に耽ったときに、校門の桜が散ってきたというノスタルジア的句
です。下五の桜は散らさないで、桜降るがいいいかと。
合格したのですから散るよりは、祝うように桜が降ったとしたい。
3句とも同じ作者でした。
令和六年五月の題は、「夏めく・母の日・若葉」で詠んで下さい。締め日は毎月15日です。
投句をお待ちしています。
通信俳句会 ホスト:辻 雅風
令和6年3月の通信俳句会、兼題「山笑ふ・残る鴨・土筆(つくしんぼ・筆の花)」の投句が出揃いました。9名27句の参加となりました
令和6年度の句会がスタートしました。
今月も3点句以上はありませんでした。
詳細は互選表を一覧下さい。
<ホストのつぶやき>
飛び立つ日延ばし寛ぐ残る鴨
冬を日本で過ごした多くの鴨は北へ帰って行きます。帰らずに日本に居座る鴨もいるわけです。句の鴨は変えるつもりはなく、帰る日を延ばしているという視点で詠まれたのが異彩でした。
頂に天守閣のせ山笑う
天守閣は城のてっぺんで、城の一部ですから先ず城ありきではないでしょうか。
岐阜城のことでしたら、信長の城頂に山笑ふ
故郷はこだます程に山笑う
故郷に山の笑いがこだまするほどという詠みでしたら、故郷は ではなく、故郷に ではと思います。 「ふる里にこだますほどに山笑ふ」
水門の川に彷徨う残り鴨
大垣を流れる水門川と残り鴨の取り合わせの句。水門の川は、正式に水門側としたい。
「水門川を彷徨ひながら残る鴨」 上五の字余りは正しく詠むためです。
車停め土筆摘む人そこかしこ
句のカタチはできているのですが、報告、説明になるかもです。人は不要です。土筆摘むに人の姿は含まれていますから。 「車停めわき目もふらず土筆摘む」
令和六年四月の題は、風光る・四月馬鹿(万愚節)・桜)です。
4月15日が〆です。
通信俳句会 ホスト:辻 雅風
令和6年2月の通信俳句会、兼題「余寒・雪解(ゆきどけ・ゆきげ)・盆梅」の投句が出揃いました。10名30句の参加となりました
今月で令和5年度の通信句会は区切りとし、総会議案書に記載する句を決めさせていただきます。
2月も3点句はありませんでした。
<ホストのつぶやき>
雪解けて球春ここに地区予選
ここにを具体化でできるとさらにいいですね。
余寒なほ夕餉に戻る鍋料理
中七から下五への詠みが余寒という季語と響き合っています。
盆梅の小さな鉢の小宇宙
小宇宙と措辞された賞賛の詠みにオリジナリティがあります。
余震くる仮避難所の余寒かな
余で韻を踏んだ詠みになりました。被災地の2月を実感する句にもなりました。
令和六年三月の題は、「山笑ふ・残る鴨・土筆(つくしんぼ・筆の花) 」
凡例句
耳成が笑へば畝傍香久笑ふ 雅風
城濠の居心地よきか残る鴨 雅風
エプロンをこぼるるほどに土筆摘む 雅風
毎月十五日〆です。
通信俳句会 ホスト:辻 雅風
令和6年1月の通信俳句会、兼題「「寒卵・初詣・ラグビー」」の投句が出揃いました。10名30句の参加となりました
今月は,3点句が1句ありました。
3点句 「ぽつぽつと案山子か人か山暮るる」 宮地子
擬態語が効いた句でした。
<ホストのつぶやき>
寒卵椀に坐(ま)したる宇宙かな 義憲
寒卵という小さな物に対し、宇宙という広大なものとの
取り合わせが新鮮でした。
椀に割られた寒卵をみて土星を浮かべ、宇宙へと発想された
のでしょう。
俯瞰するラガーの動き鯱(しゃち)の如 跳三
応援席から観たラガーを鯱と見立てたところが嘱目でした。
ちょっと添削
突進すラガーの前に壁幾重
この詠みは、一物仕立ての句ですから、上五で切らず、また前には説明になります。上五の字余りは気になりません。
突進するラガーの前の壁幾重
二月の題は、「余寒・雪解(ゆきどけ・ゆきげ)・盆梅」毎月十五日〆です。
通信俳句会 ホスト:辻 雅風
令和5年10月の通信俳句会、兼題「「秋思・案山子・野菊」」の投句が出揃いました。10名30句の参加となりました
今月は,3点句が1句ありました。
3点句 「ぽつぽつと案山子か人か山暮るる」 宮地子
擬態語が効いた句でした。
<ホストのつぶやき>
今月のできていると思う句は、下記の六句でした。
朝散歩野菊まで行き折り返し 宮地子
草むらにひと際目立つ野菊かな 豊
内容に無理がなく、口誦してリズムのよい句でした。
令和5年11月の題は、「時雨・文化の日・枯葉」です。
時雨は、初冬に降っては止み、晴れてはまた降りだす雨
文化の日は、説明不要でしょう
枯葉は、枝に遺るものと地にあるものがあります。
凡例句
改札に妻の出迎へ夕時雨 雅風
法学部の百年祝ぐや文化の日 雅風
細枝にしがみついてる枯葉かな 雅風
11月15に〆でお待ちしています。
通信俳句会 ホスト:辻 雅風
令和5年9月の通信俳句会、兼題「「二百十日・敬老の日・草の花」」の投句が出揃いました。9名27句の参加となりました
今月は4点句:1句と3点句:1句がありました。
4点句 「石ひとつ猫の墓なり草の花」 俳徊人
3点句 「敬老日我も名簿の人となり」 豊
<ホストのつぶやき>
今月のできていると思う句は、下記の六句でした。
ほかによかったのは、青々と二百十日の田んぼかな
この句は二百十日という厄日を凌いで育った稲穂を感慨気に詠まれています。
互選されてませんでしたが、下記の3句はできている句と思いました。
入所するホームの下見敬老日
敬老の日祝賀ツアーはトイレ付
踏まれても種子を残すや草の花
令和5年10月の題は、「秋思・案山子・野菊」です。
秋はなんとなく物思いにふけます。
これを秋思といいます。
案山子に思いを寄せて。
野菊のごとき君なりき。
凡例句
ロダンも「考秋思濃き 雅風
捨て案山子へのへのもへじが泣いてをり 雅風
可憐さに摘むをためらふ野菊かな 雅風
9月15に〆でお待ちしています。
通信俳句会 ホスト:辻 雅風
令和5年8月の通信俳句会、兼題「「盆の月・終戦日(敗戦日)・法師蝉(つくつくぼうし)」の投句が出揃いました。10名30句の参加となりました
今月は3点句は、ありませんでした。
<ホストのつぶやき>
今月のできていると思う句は、下記の六句でした。
ハワイ島の海に浮かぶや盆の月
法師蝉鳴かば暑さも峠越え
映像の亡き人語る終戦日
法師蝉季の移ろひを奏でをり
終戦日武器の輸出を声高に
山寺の木々の深さや法師蝉
手垢のついた言葉(誰もが使う言葉)にも注意したいものです。
この時季の句では句材が墓、お盆ですと、手を合わす・偲ぶという措辞は新鮮味がありません。
令和5年9月の題は、「二百十日・敬老の日・草の花」です。
凡例句
フェリー航く二百十日の波しづか 雅風
マドンナも老いて邂逅敬老日 雅風
乳牛の食むをはばかる草の花 雅風
9月15に〆でお待ちしています。
通信俳句会 ホスト:辻 雅風
令和5年7月の通信俳句会、兼題「「夕立(夕立晴、夕立雲、白雨)・風鈴・胡瓜」の投句が出揃いました。10名30句の参加となりました
今月は3点句一句でした
風鈴の他に音なし詰将棋 俳徊人
<ホストのつぶやき>
夕立後の天使の梯子舟泊まり ⇒点が入っていないのが惜しまれる句
夕立が去って現れた天使の梯子(太陽が雲に隠れているときに、雲の切れ間あるいは端から光が漏れ、光線の柱が奉書上に地上に降り注いで見える現象「薄明光線」)が低破棄している数隻の船に降り注いでいる情景を切り取られた佳句と思います。
風鈴の侘しき響き空き家かな⇒風鈴の侘しく響く空き家かな でしょう。
かな止めの句は中七で切れをいれないように作句しましょう。
早足の胡瓜馬にて母還る⇒足早の瓜の馬にて母還る
茄子の馬は季語にありますが、胡瓜の馬は瓜の馬が正しく、内容に変わりはありませんが、歳時記には、忠実にという事になります。
胡瓜生る曲がり捻くれ誰に似た⇒胡瓜生る曲がり捻くれ吾に似て
滑稽味のある作りです。下五は自称で詠まれたほうが。作者がそうだといううのではなく佳句的にです。
令和五年八月の題は、「盆の月・終戦日(敗戦日)・法師蝉(つくつくぼうし)
凡例句
同窓会終へて家路へ盆の月 雅風
一斉に黙の一分敗戦日 雅風
しんがりを務めて鳴くや法師蝉 雅風
8月15に〆でお待ちしています。
通信俳句会 ホスト:辻 雅風
令和5年6月の通信俳句会、兼題「緑蔭・時の記念日(時の日)・ごきぶり(ごきかぶり、油虫)」」の投句が出揃いました。10名30句の参加となりました
今月は3点句が2句でした。。
時の日や時計機能は今スマホ 敏郎
時の日の時刻不揃ひ時計店 俳徊人
<ホストのつぶやき>
「時の日や弥生の石棺あらはるる」 穂
季語と句材が衝撃の一句に出会えました。
緑陰や「この木なんの木気になる木」 豊
パロディ的ですが、発想は買えます。
「ゴキブリの極道一筋闇の中」 則義
ごきぶりを極道と詠んでユニークでした。
一筋を一途にして中七の字余りを解消してみました。
「ゴキブリの極道一途闇の中」
七月の題は、「夕立(夕立晴、夕立雲、白雨)・風鈴・胡瓜」です。
凡例句
「コンビニに駆け込む子ども大夕立」 雅風
「風鈴を鳴らしてゆけり通り風」 雅風
「糠床の胡瓜起こして茶漬かな」 雅風
7月15に〆でお待ちしています。
通信俳句会 ホスト:辻 雅風
令和5年5月の通信俳句会、兼題「五月・菖蒲湯・若葉」」の投句が出揃いました10名29句の参加となりました。
今月も4点句が出ました。
「何もかも陽に輝ける五月来ぬ」 豊
5月という単独の月を詠み込むのは少々難しかったかもですね。
この句は、五月来ぬ と着地したところがミソです。
他に、五月来る、聖五月、風五月なども着地には使えます。
<ホストのつぶやき>
今回の句の中に、不要な措辞が見受けられました。 俳句は17音で詠む短い詩ですから、被るような言い回し、言わずもがなの言葉などは省くというのが定石になっています。
俳句が省略の文芸と言われる所以です。
句を詠むということは、対象物を目で耳で鼻でとらえています。ですから、見る、眺める、聞く、匂うは言わなくてもわかるということです。 香と詠めば匂うは要らないわけです。
被るとは、似たような言葉、色合いを言います。これらのことについて、自句を立ち止まって見てみて下さい。
6月の題は、「緑蔭・時の記念日(時の日)・ごきぶり(ごきかぶり、油虫)」です。
6月15に〆でお待ちしています。
通信俳句会 ホスト:辻 雅風
令和5年4月の通信俳句会、兼題「桜貝・藤・メーデー」の投句が出揃いました10名30句の参加となりました。
今月は4点句がありました。
ハンカチにそっと包むや桜貝 宮地子
優しい心情が滲み出ていて共感が得られたものと思います。参考までにハンカチは夏の季語ではあります。この句の場合はどうみても桜貝が主季語ですから季重なりにはなりません。
<ホストのつぶやき>
俳句において三段切れは避けるというのがあります。一読 テンポやリズムがよいのですがNGとされています。
なお、漢字のみで作られた句がありますが、これはどうしても名詞形ばかりになり、
景が立つ、ストーリーがあれば問題ないとされています。例:鰯雲港舞鶴倉庫群
名詞形ばかりならべた句、切れ字と切れが混じった句がそれになります。
今回の句では、
鯉の影/紫の風/藤の花 名詞形の三つ揃い
はるかなるメーデー/春闘/ストライキ 同上
桜貝/若き思い出/色褪せず 上五に切れ、中七にも切れ
藤棚や/撮られるモデル/撮るカメラ 切れ字や と 中七に切れ
藤棚の句は少し緩和される三段切れにはなります。
以上のカタチにならないよう留意して作句されることをおススメします。
五月の題は、「五月・菖蒲湯・若葉」です。毎月十五日〆です。
通信俳句会 ホスト:辻 雅風
令和4年12月の通信俳句会、兼題「年の暮・年の瀬・年末・年詰まる」「隙間風」「息白し・白息」の投句が出揃いました10名30句の参加となりました。
今月はひさびさに4点句が出ました。
線香の煙流るる隙間風 敏郎
線香の煙が流れているのは隙間風と気づいた作者と、読者が
その場所を推量しながら味わうコラボが成功している句になりました。
総合でも敏郎さんが6人の方から共感を得られました。
<ホストのつぶやき>
背に沁みる赤提灯の隙間風
赤提灯との取り合わせがよかったかと。赤提灯は赤ちょうちんとすればより酒場の雰囲気が出るかと。
バイク停む配達人の息白し
年末の配達人の様子が見えています。
宿坊に響く晩鐘すきま風
晩鐘を耳に精進料理でしょうか。宿坊ゆえに隙間風が入り込んでいるのです。
走り終へ凱旋馬(うま)の息白し
誰かが評されていましたが、馬の吐く息に焦点をあてたのは新鮮でした。
私の作句に、競走馬の鼻息荒し息白し があります。これはパドックでの様子を詠んだものですが、
凱旋馬の句がよりいいですね。
今年も通信俳句会に句を欠くことなくお寄せ下さりありがとうございました。
コロナ下であってもやれるのが俳句です。継続は力なりです。来年も参加下さるようお願いします。
みなさま、よいお年をお迎えください。
令和5年1月の題は、「元旦・元日」「初場所」「水仙・水仙花・野水仙」です。
通信俳句会 ホスト:辻 雅風
令和4年11月の通信俳句会、兼題「小春・小春日和・小春空・小春風」「新海苔」「木の葉髪」の投句が出揃いました10名29句の参加となりました。
今月は選句に突出した句はありませんでした。
<ホストのつぶやき>
俳句は季語に、ものに託して詠みます。
下記の3句はそれをうまく詠み込んだと思います。
いくたびもとんび輪を描く小春かな
とんびの喜んで飛んでいる様子が季語の小春と響き合っています。
陽だまりの猫の寝息や小春の日
こちらは猫に焦点をあてました。小春日ならでこその猫の微睡みです。
縁側にのたりと侍る小春かな
この句は作者が縁側に侍って小春日を楽しんでいる様子ではありません。
侍るは第一人称には使えず、第三人称が対象になります。
そういう意味で縁側に侍っているのは小春の日差しです。
小春を擬人化した句としてうまく詠まれていると思いました。
十二月の題は、「年の暮・年の瀬・年末・年詰まる」「隙間風」「息白し・白息」です。
好句、秀句をお待ちしています。
通信俳句会 ホスト:辻 雅風
和4年10月の通信俳句会、兼題
「秋晴」「松手入」」「赤い羽根」の投句が出揃いました10名28句の参加となりました。
今月は下記の句が3点を集めました。
[秋晴れやナイスショットの球光る ] 跳三
ゴルフ球と離して詠むと、例えばですが、 秋晴やナイスショットに空笑ふ
<ホストのつぶやき>
手を入れてみた句と参考に詠んでみた句です。
秋晴れや濃尾の里に息吹く山⇒秋晴や尾根きはやかに遠伊吹
秋晴れに流れも澄みて魚跳ね⇒秋晴や澄むる流れに魚跳ね
秋晴れの低空を飛ぶ日の丸機⇒秋晴や飛行機雲の並びゆく
其処此処(そこここ)と匂ひ映ゆるや秋の晴⇒其処此処と草も光るや秋の晴
松手入れ庭の松にも風格が⇒松手入了へて松にも風格が
誰ぞある無手勝流の松手入れ⇒誰の手ぞ無手勝流の松手入
11月の題は、「小春・小春日和・小春空・小春風」「新海苔」「木の葉髪」です。
毎月十五日〆です。
通信俳句会 ホスト:辻 雅風
令和4年8月の通信俳句会、兼題「立秋 秋立つ 秋に入る 今日の秋、今朝の秋」「踊 盆踊」」「流れ星 星飛ぶ、星奔る」の投句が出揃いました10名28句の参加となりました。
今月は4点句が1つ、3点句が2つありました。
夜を明かす郡上踊の下駄の音 俳徊人
稜線を鉄塔の列流れ星 穂
旅先の浜辺の一夜流れ星 跳三
<ホストのつぶやき>
3点句2つの句に共通して言えることは、句のカタチが相似していることです。上から中七まで事象を切り取り、そこで切れを生ませ、響き合う季語をポンと下五に描いています、こういう作り方は、学んでいいと思います。
今回は題が指定された「流れ星」でしたから、これに取り合わせた景の発見が好句となりました。
九月の題は「月見」、「鰯雲・鱗雲・鯖雲」、「萩」です
凡例句
月見せむ妻よ酒もて肴もて 雅風
鰯雲港舞鶴倉庫群 雅風
札所まで上がる階段こぼれ萩 雅風
通信俳句会 ホスト:辻 雅風
令和4年7月の通信俳句会、兼題「夕立」「浴衣」「裸」の投句が出揃いました10名29句の参加となりました。
今月の3点句は、2句でした。
夕立の雨足白し千枚田 跳三
湯めぐりの浴衣美人に一目惚れ 敏郎
夕立の句は雨の白さと棚田の青さが対比して景が浮かびました。
雨音が白いと詠まれましたが、音が白いというより雨のでしや色が白いと詠まれてはと思いました。「夕立の白き雨足千枚田」
湯めぐりの句は例えば城崎温泉の外湯めぐりを思い浮かべた方もあったことでしょう。艶っぽい読みが受けたようです。
<ホストのつぶやき>
俳句は読み手にわからない作り様では選びにくいものです。俳句の先達は
「平易にわかりやすく景を切り取ること」と説いています。難解な言葉は不要という事です。
この句、わかるかなあと思ったら、その句はわからないのです。ひとりよがりの句は、およそ説明を受けないと読み手にはわかりません。説明を求められるような句は、選ばれる句にはならないという事です。是非、平易にわかる句を作りましょう。8月の題は、「立秋 秋立つ 秋に入る 今日の秋、今朝の秋」「踊 盆踊」」「流れ星 星飛ぶ、星奔る」です。
凡例句
掛軸を絵より書に替へ秋立つ日 雅風
踊の輪抜けて囁く影ふたつ 雅風
願いごと言ふ間もなきや流れ星 雅風
通信俳句会 ホスト:辻 雅風
令和4年5月の通信俳句会、兼題「「薄暑」「更衣」「若葉・若葉風・若葉雨など」の投句が出揃いました10名29句の参加となりました。
久々に3点句が2句生まれました。
上着手に顧客回りの薄暑かな 跳三
雑草の光まぶしき庭薄暑 隼
二句ともに言えることは、句立てのよさと目のつけどころが良かったことです。
一句目は、上着手に この措辞は実に薄暑と響き合います。
二句目は雑草の光の光です。青草の光まぶしき庭薄暑 とされるとさらにまばゆい光になると思います。
<ホストのつぶやき>
いい意味で気になる句がありました。
子どもらの半袖ラララ更衣 衣替えした子どもらの楽しさが伝わってきます。
スマートと云はれて嬉し更衣 女心を詠めた句です。
更衣腹をすぼめてズボンはく こちらは男心でしょう。
6月の題は、「五月雨」「黴」「ごきぶり・ごきかぶり・油虫」です。6月15日(水)〆です。
通信俳句会 ホスト:辻 雅風
令和4年4月の通信俳句会、兼題「「花」「遍路」「子猫」の投句が出揃いました10名29句の参加となりました。
今月も3点句以上はありませんでした。
<ホストのつぶやき>
天までも花に染まりし吉野山〇〇
できている句ですが、天までも花に染まりぬ吉野山 としたいところ。
その理由は、染まりし か 染まりぬ かの違いです。
染まりしの助動詞しは、きの過去形で過去のことを詠んだ句になります。染まりぬの助動詞は、完
了の助動詞でいま、完了したところの景を詠んでいることになります。俳句は、基本眼前の活写
ですから、完全に過去のことを詠む場合は別にして”し”より”ぬ”という事です。
来し方の想ひ巡らし遍路かな○○ では、この句の巡らしはどうかです。
この巡らしの助動詞しは、過去形のしではなく、継続・存続を意味するしになります。
ですから、巡らしながらのながらが省かれた形ということになります。
練習終へ花の並木を子ら帰る○
部活終へ花の並木を子ら帰る とすればより具体的になるかと思います。
5月の題は「薄暑」「更衣」「若葉・若葉風・若葉雨など」です。
5月15日(日)でお願いします。。
通信俳句会 ホスト:辻 雅風
令和4年3月の通信俳句会、兼題「水温む」「椿」「春炬燵」の投句が出揃いました10名29句の参加となりました。
今月も3点句以上はありませんでした。
ということは、際立つ句がなかったということでしょう。
<ホストのつぶやき>
春炬燵は役目が終わった炬燵が春になっても置かれている、
あるいは使われているものです。そういう意味を理解されて
句作ができているかどうかになります。この意味で、以下の句
はできていると思います。
春炬燵名残惜しさに足いれる
またしてる婆のうたた寝春炬燵
春こたつ息子使ふやテスト前
猫はまだ外には出ずに春炬燵
テレワークに使ふ余地あり春炬燵
4月の題は、「花」「遍路」「子猫」です。4/15(金)までに
投句をお願いします。
通信俳句会 ホスト:辻 雅風
令和4年2月の通信俳句会、兼題:「雪解(ゆきどけ)」・「余寒(よかん)」・「春一番」の投句が出揃いました。10名31句の参加となりました。
今月は跳三さんの下記の句が3点で最高でした。
春一番の様子がよくわかる句でしたね。
「春一番並木のゴミを追い立てる」○○○
<ホストのつぶやき>
日が落ちて足元に来る余寒かな○
これも跳三さんの句ですが、忍びよる余寒を捉えていい句と思います。
俳句的には、日の落ちて足元に来る余寒かな でしょう。
余寒なほ灯油注ぎ足す夕間暮れ○○ 夕間暮れ=夕暮
これは穂さんの句です。原句でもいいのですが、注ぎ足すよりは買い足すのほうがより句にはいいかと。
余寒なほ灯油買い足す夕間暮れ 春になっても余寒で買わなければならない灯油です。
雪解けて遊具に遊ぶ園児かな
これが選ばれなかったのは少しばかり不思議でした。句のカタチ、リズムもよく、1シーンを
切り取ったシンプルな詠みと思います。
来月の題は、「水温む」「椿」「春炬燵」です。3月15日〆でお願いします。
通信俳句会 ホスト:辻 雅風
12月の通信俳句会、兼題「息白し(白息)、「白菜」、「除夜の鐘」の投句が出揃いました。10名30句の参加となりました。
今月の互選の結果は、
「横断の子らの挨拶息白し」 豊さんでした。通学児の横断歩道の様子を端的に切り取られた好句でした。
<ホストのつぶやき>
息白しそつと吐いてもなお白し
俳味ある詠みぶりだと思います。
通信俳句会 ホスト:辻 雅風
11月の通信俳句会、兼題「大根」「木枯し(凩)」「勤労感謝の日」の投句が出揃いました10名30句の参加となりました。
今月の互選の結果は、義憲さんの
「陽溜まりに妻と勤労感謝の日」が四点句となりました。
公募作品に出されても選が得られそうな句かと思います。のんびりと日だまりに奥様と来し方を話されている様子がみてとれます。
話には奥様の内助の功、自身の働きぶりもあったことでしょう。陽溜まりですが、広辞苑には日溜りとあります。俳句的には、「日だまりに妻と勤労感謝の日」 と措辞されたほうが句に日差しの やさしさ、やわらかさが出ると思います。
<ホストのつぶやき>
「仔犬鳴く木枯の夜の独り酒」豊さんのこの句も味わえる句だと思います。犬と木枯と独り酒 句材が嘱目でした。点は入りませんでしたが、英策さんの 荒れ里に木枯し来るか紋次郎
木枯紋次郎を見立てた句でした。映画のシーンとして、荒れ里に木枯連れて紋次郎!
通信俳句会 ホスト:辻 雅風
みなさまへ
10月の兼題は、「案山子」「新酒(今年酒・新走)」「冬近し(冬隣)」です。
投句締切日:10月15日(金)までに返信下さい。 会員の皆様奮ってご参加ください。返信を心よりお待ちしています。
9月の通信俳句会、兼題「「夜長」・「露」・「コスモス(秋桜)」の投句が出揃いました。9名26句の参加となりました。
今月は、酒井 豊さんの下記の句が3人の方から評価されました。
「一輪のコスモスゆるる空き家かな」
この句のカタチは一句一章といいい、かな止めで詠むことが多いです。かな止めでは、この句のように途中に切れを入れないで一気に詠み流すことがいいとされています。
<ホストのつぶやき>
秋の季語に「身に入(し)む」というのがあります。今月の下記の二句は私にはそういう句でした
「長き夜虫の恋歌夜明けまで」 則義
百人一首的な詠み方で詩情とロマンを覚えました。特に中七の虫の恋歌という言葉選びには脱帽です。やや三段切れと思われますので、次のようにされるとよいかと思います。
長き夜の虫の恋歌夜明けまで / ながきよのむしのこひうたよあけまで
「露の世や逆縁吾子の歳数ふ」 穂
「露の世に生まれ死にゆくこの身かな」 これは私の辞世の句です。年老いて逝くのは致し方ないことですが、掲句のように子に先立たれた親の思いは年を経ても、命日を迎えるたびに切なくなることでしょう。そんな心情を子の歳数ふに表出されました。下五のこの言葉が読者の心に入みます。
通信俳句会 ホスト:辻 雅風
7月の通信俳句会、兼題「夕焼」「風鈴」「蝉」)の投句が出揃いました。
9名27句の参加となりました。
互選結果は、下記の句が4点句でトップでした。
「風鈴のほかに音なし詰将棋」 俳徊人
<ホストのつぶやき>
風鈴の音色彼方の南部鉄 宮地子
有名な南部風鈴で詠まれました。彼方よりは近くでの音色にしたいと思いました。
そこで、「風鈴の音色さすがに南部鉄」 としますと
南部鉄の音色の良さを満喫している句になるとと思います。
空蝉で詠まれた方がおられました。
題は「蝉」で、空蝉も蝉が入っていますが、季語としては別のものに なります。「蝉」は生きていますが「空蝉」は抜けがらになります。
通信俳句会 ホスト:辻 雅風
みなさまへ
7月の兼題は、「夕焼」「風鈴」「蝉」です。
投句締切日:7月15日(木)までに返信下さい。 会員の皆様奮ってご参加ください。返信を心よりお待ちしています。
6月の通信俳句会、兼題「時の日」「黴(かび)」鵜飼(鵜舟、鵜篝、鵜匠、荒鵜、鵜籠、鵜縄)の投句が出揃いました。
9名26句の参加となりました。
互選結果は、3点句はなく、2点句が多くあり、総合得点は、英策さんの5点でした。
<ホストのつぶやき>
「黴の浮くパンを御輿に蟻の列」
カタチもよくできている句ですが、蟻が担ぐにはパンは無理ではないでしょうか。
パン粉にすればグッドでした。黴の浮くパン粉御輿に蟻の列
「逸る鵜を篝の火の粉煽りけり」
この句もカタチよくできている句ですが、上五の逸る鵜が気になりました。
逸る鵜をさらに篝の火の粉で煽ったということでしょうか。鵜はすでに逸っていますから、
それよりは季語の傍題に「疲れ鵜」というのがあり、これで詠まれたほうが理に適うのでは
ないでしょうか。
「疲れ鵜を篝の火の粉煽りけり」 岐阜市の文芸祭が俳句を募集(無料)しています。
いい線いくと思いますよ。
因みに私が過去に岐阜市文芸祭で選を得た鵜飼の句があります。
「よべの漁終へて干さるる鵜縄かな」
「鵜と鵜匠闇に阿吽の呼吸かな」
通信俳句会 ホスト:辻 雅風
4月の通信俳句会、兼題「菜の花・花菜」「囀り(さへづり)」「燕の巣」の投句が出揃いました。
9名27句の参加となりました。
4月の互選結果は下記のとおりです。
4点句 菜の花を波に見せるや今朝の風 宮地子
3点句 雨上がりひときわ高く囀れり 豊
同 囀りてまた次の木で囀りて 宮地子 総合得点は宮地子さんの7点でした。
<ホストのつぶやき>
囀りてまた次の木で囀りて :この句は囀りてを繰り返し措辞しており、の手法をリフレインと言います。リフレインを効かした有名な句です。
春の海ひねもすのたりのたりかな 蕪村 一月の川一月の谷の中 飯田龍太
笛ふきて夏終わらしむ笛ふきて 金子兜太 ←宮地子さんのパターン
菜の花や飛行機雲に青い空 菜の花と飛行機雲と青い空
間に「と」を入れて、黄色と白と青を対比させて作ることもできます。
通信俳句会 ホスト:辻 雅風
3月の通信俳句会、兼題「初蝶」「水温む」「椿」の投句が出揃いました。10名30句の参加となりました。
3月の点盛り結果です。
仰向けに猫は腹出し水温む 3点句で英策さんでした。
あられなき猫の寝姿も水温む季節であればこそでしょう。可笑しみある景が共感を得られたかと。
総合得点も英策さんで5点でした。次いで義憲さんの3点でした
<ホストのつぶやき>
初蝶や天下見下ろす伊吹山
点は入りませんでしたが構図はいいと思いました。初蝶の行方を追っていたら伊吹山が眼前に。
そういえば、石田三成が大垣城に入城し、東軍の情勢を分析していました。
八重椿赤を重ねて鳥招き
庭に咲いた八重椿の赤に的を絞り、それが鳥の関心を呼んでいると。取り合わせが成功しています。
通信俳句会 ホスト:辻 雅風
2月の通信俳句会、兼題「鶯・初音」「盆梅」「薄氷(うすらい・うすごおり)」の投句が出揃いました。11名33句の参加となりました。
今回の高得点は友美さんの四点句 「足止めて木の間見回す初音かな」でした。
穂さんが三点句でした。二点句、一点句がひしめきました。総合得点は5点が友美さん、四点が賢さんと宮地子さん、3点が穂さんと豊さんでした。
今月で令和2年度の句会は終了いたしました。
年間の点盛りが合計できました。これに、これから句会メンバー以外の会員に選んで戴いて
加点をし、最終結果となります。2月の互選結果は、3点句が則義さんと賢さんで並びました。
総合得点は6点獲得の賢さんでした。いよいよ2月で年間の結果となりますが、現時点で、賢さんが26点、俳徊人24点、宮地子さん21点、豊さん20点と続いています。最終的には全会員のプレミアム点が
加味されて決まります。2月の渾身の3句をお待ちしています。
通信俳句会 ホスト:辻 雅風
7月の通信俳句会、兼題「熱帯夜」・「滝」・「サングラス」・「昼寝」の投句が出揃いました。11名32句の参加となりました。
今月の得点分布は下記の通りとなり、3点句が2名でトップタイでした。
熱帯夜明くれば庭のひんやりと 酒井 豊
鳴き止まぬ鳥や虫にも熱帯夜 田村 豊 奇しくもふたりの豊さんでした。た。
両句とも視覚、聴覚でとらえた熱帯夜でした。俳句は五覚(視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚)を駆使して作るといいです。
2点句は英策さんが2句、隼さん、宮地子さん
1点句は賢さんと俳徊人が2句、豊さん、隼さん、穂さん、友美さんでした。
以上により、総合得点は5点 田村 豊さんでした。
続いて、4点:豊さん、英策さん 3点:隼さん 2点:賢さん、俳徊人 1点:穂さん、友美さんでした。
7月の互選表に、「見下ろせば一筋の滝七合目」 豊
が私のミスで記載もれをしてしまいました。選ばれても不思議でない句でしたので作者には申し訳ないミスをしてしまいました。お詫びいたします。
8月の投句を楽しみにお待ちしています。
通信俳句会 ホスト:辻 雅風
みなさまへ
選句を戴きました皆様 ありがとうございました。
投句者11名と投句者以外4名の方に選句を戴きました。もっと多くの方の選句を期待していましたが、俳句に関心がない方の多いことに寂しさを覚えました。選句くださいました鈴木正己様、長尾伸次様、栗田勝之様、長谷川肇様ありがとうございました。どうぞ、投句にもご参加ください。
選句結果は添付をご覧ください。ダントツの票を得た句はなく、人それぞれ千差万別になりました。
3票入った句が三句でしたので、この3句の中から一席、二席、三席を私のほうで選ばさせていただきました。
以下は、選ばれてもいいはずの句ではありました。というか、私好みの句であります。
畳目の痕右頬に昼寝覚 穂
畳目の痕 こうはなかなか詠めません。
台風禍出動指示に身のしまる 栄策
自衛隊経験者ならではの句。
七五三 最後の孫が無事に済み 隼
たくさんのお孫さんを持つ作者の安堵感が伝わります。
会釈されはてどなたかなマスク顔 穂
諧謔味たっぷりの詠みをされています。俳句を広辞苑で引くと滑稽な句とあります。
恩人に感謝の賀状減るばかり 則義
シニアにはほのぼの和む梅の花 則義
二句ともシニア世代には共感できる内容です。
立春と言えど伊吹の白さかな 賢
これぞ一茶風の詠みではないでしょうか。俳味があります。
以上で選句結果と私の選評といたします。
通信俳句会
ホスト 辻 雅風
2月の通信俳句会、兼題「立春(春来る、春立つ日も可)」・「豆撒」・「梅」の投句が出揃いました。11名33句の参加となりました。下記に掲載しております、句面をクリックすると拡大できます。
今年度は2月の投句で締めまして、会員の皆様から お好きな俳句を選んで戴くことにしています。
その結果(得票数)で一席、二席、三席を決定し、4月の 総会で発表したいと思います。
会員の皆様 投句された皆様へ
令和元年6月から本年2月までに通信俳句会に寄せられた句は300ほどでした。
かねてより周知していますように、皆様の目にとまった句を選んでいただきたいと思います。
選句の作業を踏まえ、予め私のほうで選句いただきたい句をノミネートさせていただきました。
それが、添付の選句依頼表です。この句の中から3句を選んでその番号を返信ください。
投句されてなくても選句してください。ご協力をお願いします。
投句された方はご自分の句を選ぶことはできませんのでご注意願います。
選句された句の数の多い順に一席、二席、三席を決めて総会で記念品を贈らせて戴きます。
選句の締め切り日は2月29日(土)とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
次月3月のお題は、「春雨)」・「燕」・「土筆」です。
投句締切日:3月15日(日)までに返信下さい。
会員の皆様からの俳句の返信を心よりお待ちしています。
みなさまへ
洋友会に通信俳句会をしつらえて半年を経ました。この間に、延べ69人 192句の投句を戴きました。これからも投句者を増やしていきたいと思います。
TVでは俳人夏井いつきさんによるプレバトが人気になっていて、ご覧になっている方もあるのではないでしょうか。俳句は脳の前頭葉を駆使して作られるとのことです。前頭葉を使うとドーパミンという酵素が出るとのことです。これは認知症防止に効果があると脳科学者である茂木健一郎氏がおっしゃっています。いかがでしょう。まだ未投句の方も参加してみませんか。
12月の題は、「年の暮」「マスク」「おでん」です。
是非 トライしてみて下さい。締め切りは毎月15日です。
投句締切日:12月15日(日)までに返信下さい。 会員の皆様奮ってご参加ください。返信を心よりお待ちしています。
11月の通信俳句会、兼題「七五三」・「落葉」・「冬めく」の投句が出揃いました。9名26句の参加となりました。下記に掲載しております、句面をクリックすると拡大できます。
次月12月のお題は、「年の暮れ」・「マスク」・「おでん」です。
投句締切日:12月15日(日)までに返信下さい。
会員の皆様からの俳句の返信を心よりお待ちしています。
私がホスト役となって「通信俳句会」を6月からスタートすることにいたしました。
俳句は前頭葉で作るということで、認知症予防に効果があると、脳科学者の 茂木健一郎氏も推奨されています。 皆さん 俳句で脳トレしてみましょう。
余り難しく思われずに、先ずは季語を入れて五・七・五で俳句を作ってみて下さい。
そこで、六月の題は、「梅雨」「蛍」「紫陽花」の3つからお好き季語を選んで、作って
返信下さい。3つとも作って戴いてもかまいません。一句でも二句でも三句でもOKです。 不明な点は遠慮なくお問い合わせ下さい。俳句に関する質問でも結構です。
投句締切日:6月15日(土)までに返信下さい。
会員の皆様からの俳句の返信を心よりお待ちしています。
名称:通信俳句会
ホスト : 辻 雅風(俳句結社麦兆同人、あすなろ会員)
運営方法:ホストが出す当季の季語を題に毎月15日締めで3句まで募集し、
全ての句を定例会で報告、HP掲載。
年度で締めて、掲載した句を全会員に選句を依頼し、
その結果で一席、二席、三席を決定し総会で
それぞれ二千円、千円、五百円のクオカードを進呈
まずは、俳句の作り方の基本を!
俳句の約束事
<例>